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    港の北端に河口を持つ女川を遡ってゆくと、宿泊施設エルファロの前で北に向かって左側に留野川(止野川とも)を
    分け更に遡ってゆくと、右側に日蕨沢、弓入り沢と分けていき、3号橋のところ北へ向かう入沢、左へ折れる鳴野沢
    の二手に分かれます。その分岐の所に私達の奥清水桜公園があるのですが、その鳴野沢を更に遡ってゆくと、道が大
    きく左へ曲がるところにそれほど広くない平地があります。そこが安野平(あんのうだいら)。この安野平は,下の
    町のホームページから引用した文章でも分かるとおり、女川という地名発祥の地という伝説があるのです。

 『女川』の由来は,前九年の役の頃,豪族 安倍貞任が源氏方の軍と戦った際に,一族の婦女子を安全地帯である『安野平』に
 避難させたことから,この地から流れ出す渓流を『女川』と呼び,のちに地名になったと伝えられています。
                                       女川町ホームページ 町の紹介 より

    この安野平は以前は湿地のようになっており、いかにも人が住んでいたかもと思わせる風情でしたが、既に杉の植林
    が行われ,道路工事で土砂が積み上げられたりして、かつての「平」という地名を窺う術もないという様子です。
     奥清水桜公園を起点に、このやや忘れ去られた感のある安野平までの約4kmの道に10m間隔で400本、大漁
     桜を植えてゆき,桜の街道を作り、伝説の地安野平に再び光を当てつつ、桜の名所を作ろうではないかというのが
    この桜街道の大きな願いです。今後、具体策を練っていこうと思っております。皆さんのご参加をお願いいたします。