旧二保園庭の桜は震災の年花を咲かせ,芽を出し枝を伸ばしましたが、残念ながら震災の翌年枯死と判定されま
した。そして伐倒されましたがその幹の中から今、お地蔵様が彫り出されようとしています。
☆旧第二保育所の園庭の桜 ☆震災の翌年5月 ☆伐倒された2本の桜
☆玉切りされた切り株 ☆京都たくみの里 ☆切り株から取り出された芯材
伐倒後、幾つかに切り分けて保管していましたが、2012年夏、たまたまきぼうの鐘商店街においでになり
切り株をご覧になったお坊さんのご一行から、桜の樹は堅く仏像によいというお話を頂きました。つてを頼っ
たところ、京都・たくみの里に工房を開いて居られる小田健太郎氏が事情を聞いて,仏像作成を快諾してくだ
さいました。ボランテイアの方の手により12年11月末に切り株が京都たくみの里の小田氏の工房へ搬入さ
レました。切り株には無数の虫食いの穴や割れがあり、小田氏は大変ご苦労なさったと伺っていますが、上の
写真の部分が用材として取り出されました。その後、生木なので割れないよう徐々に乾燥させながら彫り進む
という難しい作業をづっと続けていただきました。